2月23日

伊平屋島（伊平屋村）は沖縄県最北端の島．辺戸岬よりも北に位置し，与論島と同じくらいの緯度．フェリーいへやが今帰仁村の運天港から出ていて毎日２便で行くことができる．

今回，いきあたりばったりで，宿も何も決めずに行った．当初，”民宿のほ”に泊まろうかと考えていたが当日の朝から昼まで何回も電話したがつながらずという状態だった．

船の運賃は往復4500円くらい．観光シーズンでも無くガラガラ．他にはバックパッカーの女の子や仕事関連の人がちらほら．約500トンの船は大揺れにゆれながら伊平屋島に．今日は波が高く，欠航するのではないか？というほどのゆれだった．デッキの上で遊んでいると，波しぶきが台風の暴風雨のようにたたきつけ，友人のF君はバケツで水をかけられたようにびしょびしょになった．

夕刻，伊平屋島に上陸．風が強く寒い．”民宿のほ”に電話するとつながったが，「今日はやっていない」との回答．仕方ないので，港の近く（徒歩8分くらい）の”民宿松野荘”に投宿．

松野荘は島一周道路沿い．1泊2食付きで5000円．夕食は海産物メイン．

2月24日

チャリで島一周．

自転車を借りようと大城レンタルへ．．．不在．電話しても中の電話が鳴るだけ．そりゃそうか．
仕方ないので港の目の前にあったレンタル伊平屋へ．車以外に自転車もあるかどうか聞きに行く．ところが，ここも不在．電話しても同じく中にある電話が鳴るだけ．
もしかすると船の着後しか開かないのか，とすると1便が到着するのは1220だからまた出直すことにした．それまでの数時間，何をしようかと考える．腰岳トレッキングに決まった．

腰岳への道は港のすぐ近くから舗装路が伸びている．登ること約30分．左手に草に埋もれた山頂方面？らしき登山道が．

電柱に”←”というサインがペンキでかかれていた．いかにもハブが出そうなところで躊躇したが，棒を持って数m先をたたきながら進む戦法で突入．階段が整備されているが草で埋まりつつある登山道を進むと，階段はすぐに途切れ，さらに草ぼうぼうの道になってしまった．またもここで進退を考えるために立ち止まった．その直後，F君が草が変に揺れている現象を視認，目を凝らすとそこにはヘビが！！！相手は一瞬で逃げてしまい，なんだかわからなかったがハブだ！という話になり，急いで来た道を逃げた．舗装路に猛スピードで退避し，あれはハブだったのか違うのか？という話になるが，この場ではわからなかったので家に帰ってから調べることにした．（後日注：調べたところ色からハブではなくタイワンスジオ（無毒）と推定された．よかったよかった）

舗装された林道をさらに進むとゆがんだ展望台．入り口には立ち入り禁止とロープが張ってあるが，そういわれると入りたくなるのが人情．これは台風で倒壊寸前になったのだろうか？危険な状態だ．見晴らしはよいので早急に直してもらいたいところ．

そろそろいい時間になたので下山開始．

港につくと1230．船が着いたところで，レンタル屋も営業中．24時間1000円のママチャリを借りる．チャリの種類はママチャリのみ．ギアがほしいが仕方ない．

食堂”田舎そば”でソーキそば大（600円）を注文．そばを食べていると隣の夫妻と食堂のおばちゃん，おばあと少しお話をする．どこからきたの？とかどこを回るとかといった話から入ったが，なんと隣の方は伊平屋村長と夫人だった．そしてなんとそばをおごってもらってしまった．村役場にも遊びにきてくださいねといわれたのだが，時間の都合上，できなかった．

昼食後，いよいよ一週スタート．風はそれほど強くなく，晴れで絶好のサイクリングコンディション．一周道路を北上，主な見所もこの道路沿いにある．見所を見ながらの行程．