ミンガラーネット沖縄ビジターズハンドブックズバリ計画アドバイス
台風のときの飛行機はどうなるのか
2002.07.18作成 2011年05月29日更新

台風の時期には誰もが気になるよね.そこで早速台風レポート.

毎年夏の時期は旅行シーズンであるとともに台風のシーズンでもある.沖縄台風体験ツアーになるのもよい経験かもしれないが,飛行機や船をはじめとする交通は大混乱するため,かなりの覚悟が必要だ.

どんなときに影響するのか

台風の接近はテレビやインターネットでわかる.http://www.imoc.co.jp/の台風情報はよい参考になる.またお天気に興味がある人は同サイト内の国際式天気図をみて熱帯低気圧などの情報に注意するとよい.

ただし,台風進路予報は3時間おき,接近している場合は1時間おに更新されるが,進路の誤差が大きく毎回変わるので常に最新情報を見ること.

大まかな判断は台風の暴風域に入るかどうか暴風域に入ったら完全にアウトと見ていいだろう.暴風域に入りそうになると飛行機は欠航が相次ぐようになる.まだ暴風域には入っていなくても安全率を見て早めに欠航が決まることもある.

台風がかする,強風域程度ならば運航されることが多いが,予報が頻繁に変わったり,非常に強い台風がヒットすることが確定的な場合などはこの段階で欠航になることがあるので十分な注意が必要.

観光シーズンなどで人出が多い場合には欠航前に救済臨時便が運航されることもある.2004年の夏の例:明日は那覇空港全面欠航になることが確定的になり,帰れなくなる観光客のために深夜に那覇発東京行などを大増発させた例.このときは東京羽田到着が深夜1時過ぎだった.

欠航するかどうか微妙な情勢のときはとりあえず空港に行って見るしかない.

特に強い台風が直撃する予報のときは要注意だ.

速度の遅い台風などでは欠航が丸1日以上続くことも珍しいことではない.

さて,欠航に...

自分のフライトが気になるときは空港や各航空会社のサイトの運航状況,テレホン案内などで頻繁にチェックする必要がある.テレビでも流れることがあるが情報が遅く,webサイトや電話などで直接航空会社にコンタクトを取ったほうが確実である.

早くに欠航が決まった便はまだしも,まだ運航するか欠航するかわからない状態で出発ぎりぎりまで迷っていることもある.あらかじめすでに欠航が決まっているとき以外は空港ではらはらしながら待たなくてはいけない.で,結局欠航になるのが多いけど.

もし,旅行会社のツアーなどを利用している場合は念のために主催側に問い合わせてみた方がよいだろう.特に出発時の場合は今後の予定に影響するから.

一度欠航を決めたものの,台風の予報が外れて欠航を撤回してやっぱり運航します,なんてこともたまにあるので常に最新情報に注意しよう.

さて,欠航となった便のチケットを持っていたらどうするか?.

3つの選択肢

1.航空券支払額を払い戻し

支払額の払い戻しはツアーや旅行会社の販売する格安航空券利用の場合はその旅行会社の指示を仰ぐことになる.自分の旅行会社の電話番号は控えておこう.後日振込みなどで返金になるだろう.

航空会社の運賃,超割,早割,特割などは空港発券カウンターで返金できるし,電話で振込みによる返金もできるみたいだ.

しかしこの場合はまた目的地までの航空券を買いなおさないと目的地に到達できない.

2.運航予定で空席のある便に予約変更

他の便に予約を変更する.ただ,台風の動きが遅い場合はいつまで台風の影響があるかの見通しが必要.みんなは近い便に変更したいだろうから,近い便は満席かも知れないし,すぐに埋まっていくので要注意.予約変更はその日から30日以内の便.

3.空席がでるまで空席待ちをする

自分の便が欠航になって,しかもいち早く目的地に向かいたいときはすぐに空港のカウンターで空席待ちにエントリーすることだ.空港にいないときに欠航がわかった場合もすぐに空港直行だ.そして誰よりも早く空席待ち番号をもらう必要がある.人の多い時期,東京行きなどはすぐに数千番とかになってしまう.臨時便も多数運航されるので気長に待つしかない.

その場合の宿泊は?

宿泊費用は自分もちです

航空会社の責任で欠航になったわけではないので,補償はしてくれません.急いで目的地に行かないといけない場合は空席待ちで空席が出るまで延々,1日中空港でスタンバイするしかない.台風で欠航になってその日中に乗れなかった場合でも宿泊場所は自分で確保しないといけません.(観光案内所等で紹介はしてくれますが.)

どうしてもホテルが見つからなかったり,費用が出せない!,カウンターに朝1から並びたい!という場合は空港に泊まることになります.この場合は毛布やシートくらいは用意してくれるはずです.空港のショップが閉まらないうちにどこかで食料などを買出しする必要がありそうです.

まあ,滞在が増えるので,その分も楽しめばいいわけですよ.前向きに考えましょう.

欠航したのはカウンターの係員のせいではないのであまり頭に血を上らせないように注意してくださいね.

欠航時の風景

夏休み中などでは床に寝込んで子供が「夏休みの課題 現代文」とかを広げてたり,トランプを広げてたり...夏休みならではの光景もあります.

キャンセル待ちでは,シーズン中に1日中全便が欠航したときなどには東京沖縄線など人が多い路線ではあっという間に数千番に達します.気長に待つしかありません.

このようなときには航空会社も臨時便を増便してくれるはずです.ただ,台風のときは那覇空港に駐機させないことが多いので,那覇発の各方面始発便は機体が本州方面からの折り返しを待つことになるので,始発便は機材繰りによる遅延や欠航が予想されます.

キャンセル待ち受付カウンターや航空券発券カウンターなどは極めて長い列になります.何時間並ぶことになるかわかりません.どうぞ,ご了承ください.しかたありません.テレビカメラ等も取材に来ます.

いつもインタビューされたら何て言おうかなと考えているのですが,まだ受けたことはないです.風景の一部には写ったぽいけど実際にニュースは見れてないのでわかりません.

新聞のカメラマンには電光板を前に電話している姿を撮られたが,使われたのかな?

テレビも取材に来る.

申し出れば欠航証明書を発行してくれます.


例外,まれな例

関西空港で国際線に乗るときですが,定刻2100発が2003年台風10号で15時間の遅延.付近で泊まらなければならない.出発は翌日1200.12人のグループだったが,航空会社(NW)側は始めホテルはあくまでも自前といいはっていた.

しかし,粘り強くかなりの時間交渉していると,ホテルの無償提供をしてくれることになった.はじめは,日本人が交渉してもまったくだめだ.こちらも次の手段ということで,同行のHawaiianに交渉してもらう.そうすると,なんと交渉成立,航空会社でホテルを提供してくれた.NWカウンターのお姉さん,人により対応違うのはこまる.待ってるのに何十分も他の仕事して待っている側を無視するし.対応最悪.そういえば名前見ておくの忘れた...