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第2回バリ滞在記
12/Nov/2002作成

2002年10月8日

0030,暑くて1度起きる.ファンのスイッチを入れて横になるが,ファンの音がうるさい.その後,うとうとしていると0230.遠方での犬のけんか,にわとりの鳴き声,ヤモリ,鈴虫のような鳴き声が聞こえてくる.ツアー出発だから起きてくださいと戸をたたく声が.朝食にと黒いビニールにゆで卵とトースト2枚,バナナ1本が入った食料をもらう.

準備をして,水と懐中電灯,長袖シャツ,寺院に行くと言うことなのでサロンをバッグに押し込め,出発.0253車はBatur湖に向けて出発した.もう2人はフランスのパリから来た夫妻.天候はあいにく雨が降ってきた.山間部の一時的なものならよいが.

真っ暗な道を車は走る.道の端のほうは工事用の石や,砂,砂利が山積になっていることがあり,ひどいときには1車線が規制されるほどなので暗いということもあり車は道の中央,車線をまたぐように走っている.ちなみに日本と同じ左側通行.

雨は上がり,星が見えている.いくつもの村々を過ぎる.まだ暗いので景色を楽しむことはできないが,裸電球が多いBali特有の家々が見える.標高があがってくると共に,気温が低下してきた.Batur山はカルデラの中にそびえている標高は1717m.外輪山からカルデラの中へはヘアピンカーブの続く急な下り坂.途中で運転手氏が水を買ってきてくれた.こんな時間での開店している商店があるものだ.

0403,登山口に到着.ここからは登山ガイドにバトンタッチ,ガイド,フランス人夫妻,そして私,後はコーラ売りが後からついてくる.かなりのハイペースで上っていく.はじめは木々が茂る砂地の緩やかな登山道が続く.星がきれいである.森林限界を過ぎるあたりから急問う登になり岩が多くなってくる.途中いくつかのグループと抜きつ抜かれつしながら,適度に休憩をはさみ,上っていく.東の空が白みはじめてくる.

0520日の出ポイント到着.ここは山頂よりも少し下のようだ.小屋が建っており,休憩や飲み物の売店となっている.いくつものグループがきている.動くのをとめると寒い.

やがて日の出.眼下にはBatur湖,そして東側には外輪山の一部をなすAbang山,その後方には聖なる山Agung山が霞む.光の筋がAbang山のやや東から差し込む.カルデラ内,Batur湖周辺の村からはいくつかの煙の筋がなびいている.人々の朝もすでに始まっているようだ.とても美しい日の出の光景.

日の出を写真に収めようと多くの客がカメラを向けていた.宿でもらった朝食をかばんから取り出す.詰めすぎたため,ゆで卵はつぶれ,バナナも一部つぶれていた.黒い袋の中は見るとちょっと食べたくなくなるような状態だったが,食べないわけにも行かないので,右手でつまんで食べる.左手は不浄な手なので左手でものを食べたり,人に何か渡したり握手してはいけない.

日の出ポイントのすぐ先は火口になっており,かなり深く落ち込んでいる.今でも水蒸気が立ち,地熱が高い個所がある.火口周辺には祠になっている場所がある.毎朝少女がお供え物をしに来ている.ガイド氏によると,ここで聖水も作っているみたいだ.

下山の途中,今来た道をもどるか,遠回りして違う道を通って戻るか聞かれた.遠回りした場合はextra chargeが必要とのことだ.われわれは違う道を通ることにした.日も次第に高くなってきて今度は暑くなってきた.

眺めがいいところがいくつかあり,そのひとつからは溶岩原をみることができる.眼下には今もなお,噴気を上げているところもある.地面は何らかの成分により変色しており,危険で毒ガスが出ているから近寄れないとのことだ.他のガイド氏が地面の砂をすくい上げ,ネスカフェだとみんなに言っていた.でもそんな感じの砂.

下りはひたすら足場の悪いくだりが続き,やがて溶岩原,荒涼とした地をひたすら進む.途中に小屋が建っており,飲み物等を売っている休憩できるところがあった.最後はとても長く感じられ,登山口に到着したのは0850.でもまだ早い時間だ.

車に戻る.次はBesakih寺院.そういえば,先ほどのガイド氏へのextracharge,フランス人夫妻がいくら払ったか聞くと,Rp.40000だという.私はその1/3を払うと言ったが,いらないと言うので,おごってもらったかたちだ.

カルデラから外輪山への道で,ガイド氏が車を止める.道端に立っていた女性が,車にお供え物をして運転手氏と車に聖水をふりかける.Baliだ.

Besaki間で向かう途中,コンクリートブロックを製造している地域,木彫りを製作している地域など,村によっての違いが見られた.

Besakih寺院.運転手氏からここでのガイドの相場は3人だったら,Rp.30.000だと教えてもらう.ここはBaliヒンドゥーのいわば総本山.神聖な場所.ここでガイド氏があなたは何の宗教かと聞いてきた.(何教徒でもないと答えるとやはりまずいか).仏教だと答える.するとガイド氏は仏教ならここでお祈りしなさいというので,言われるままに,教えてもらいながらバリヒンドゥー式のお祈りをすることに.

1.くつを脱いであぐらをかくように座る
2.お祈りセット(お線香,花)を前におき,線香に火をつけて地面にたてる.
3.線香で手を清めるようにして額の上のほうで手を合わせてお祈り.
4.次に花をやはり線香で清め,手を合わせた先に持ち,同様にしてお祈り.花の色をかえて3回.
5.聖水を3回ふりかけてもらう
6.聖水を3回飲む
7.聖水を3回頭にかける
8.米を額とこめかみにつける
地域などによっても少し変わるみたいです.一通り終わると,ガイド氏がこの寺院のために寄付を.という1000円OKとか言っている.そんなに払うとまずい.ルピアも小額紙幣がほとんど無い.まさか1000円なんか間違っても渡してはいけないので,Rp.5,000だけあったのでこれしかないよ.とあげてきた.ガイド氏は不満そうだ.

次に,Tirta Empulに向かった.入り口のゲートでなぜか1人10.000も徴収された.どう見てもチケットには1人3.000と書いてあるぞ.とフランス人夫妻と.
フランス人夫妻は私たちが行こうといったから私たちがあなたの7.000を負担するよと7.000返してくれた.いい人である.しかし何で10000もとるのか甚だなぞである.

しかし,フランス人夫妻はグヌンカウィに行きたかったらしいが,時間が無いのでやめておく.

Tirta Empulはきれいな泉が湧出している.
ホテルArtini Cottages 1に戻ったのはお昼.ランチに出る.ミーゴレンが6000の比較的安いレストランを発見.パインアップルジュースと共に注文.昨日空港で両替したRp.70万がさっそくなくなったため,両替.だまされなかった.あやしくなさそうなところ2件選んでやる.

その後,Bali到着のメールをするためにネットサービスへ.1分間Rp.200どうやらこの値段が底値らしい.日本語の入力もできる.

ひととおり用事が終わる.まだ早い時間だ.とても疲れたので寝ることにした.夕食もなしで寝てました.

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