マンダレーからミッチーナの列車

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マンダレーからミッチーナへの列車に乗車。0430発の最速の急行で400km強を時刻表上で16時間、実際は22時間以上かかり翌未明2630着。

全区間単線、駅は数十kmおき。駅が信号所をかねており、多くの駅で交換待避設備あり。急行なので通過駅多い。ディーゼル機関車と客車12両。中国製。

ミッチーナ行きアッパークラス
アッパークラス車内はゆったり。2+1列。USD35

尻が座席から浮いてテーブル上のものが飛んで行くくらいの激しい縦揺れが多数箇所あり。脱線するかと身構えてしまった。

 平野部は順調な走り

前半の平野区間は50~最高60kmで快調に飛ばす。交換列車も相手が待ってくれている状態で順調。

しかし、中盤からの山岳区間で状況一変。山区間入口の交換駅でアナウンス一切無く長時間停車。2時間後対向到着しすぐに発車。信号はすべて赤と緑の手旗信号。ポイント切り替えも手動。

いよいよ山区間

それもつかの間、50分後に次駅到着。再び長時間停車。どれくらい時間が立ったか。対向が来たがなんと機関車1台、ふざけんな何か引いて来いや、アホダイヤ。これには周囲のミャンマー人も呆れ顔。

マンダレー、ミッチーナ間は道路が未整備で旅客、貨物輸送は専ら鉄道が主体。飛行機は庶民には高値だ。
道路は日本でいう何とかスーパー林道の台風後のようなガレ場ぬかるみのダートコース。橋のない川も多く雨が降るとアウト。鉄道は先の大戦で日本軍が整備した。
したがって長区間単線の割には過密ダイヤとなっている。

制限

いよいよ山岳。残念ながら技術不足でトンネルなし。上って巻いて越えて行く。
折からの雨期始まりによる地盤の緩みなどによりあっと驚く徐行区間が始まった。
制限5 制限10 制限15 の標識が延々何kmも続く。
これだけで何時間かかるのか。

最難所は谷側が新しい岩石をロックフィルのように積んで補強してある危険箇所。この前後には信号所あり、通行の都度安全が確認されるまで抑止の模様。

GPS地図

現在位置はGPSで把握。

山中の列車交換所で再度交換待ち。まもなく日没が迫る。列車はようやく州境を越えミャンマー最北部のカチン州へ入った所。

 

長時間停車水を売り歩く子供

乗客は暇そう対向列車がくるまで

お疲れの女性

10kmとか20kmでのろのろ進み日没。
丸1日ミャンマー超田舎の暮らしが車窓からよく観察できた。
日はどっぷりくれると明かりは車内の薄暗い蛍光灯だけ。外には蛍の光が飛び交うだけ。
大問題は、基本的に全窓全開固定なので、山+明かり、=虫のキーワードが当て嵌まる。
目、口、服の中、あらゆる昆虫類とスキンシップが取れる。
その後は、眠くなって、26時のミャンマー北の終着駅、ミッチーナ到着となった。

ホテルはYMCA予約していったんだけど午前3時について門がしまってて大声で番を起こしたが・・・
予約入ってないよ、満室だし名前も無いと。
近くのホテルを紹介してもらい、向かうとこちらもしまってる。番人を起こして午前3時だから超機嫌悪そうだ。
なんとかチェックイン。

new light hotel
economy room トイレシャワー共同 ダブルルーム 17000Ks
すぐ裏がマーケットで夜中も時計の鐘やクラクション、酔っ払いの叫び声で眠れず。

 

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